ベビースイミングへの期待と現実その1

フィットネスクラブ ウイング

 

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で「水」との関わりが始まっています。そして、生まれてきた赤ちゃんはお母さんやお父さんの腕に抱かれて、毎日お風呂に入るようになります。

 

赤ちゃんは心地よいお湯の中で本当にうっとりとした幸せそうな顔を見せてくれます。そんな姿を見て、親御さんたちがお子さんの発育を促す目的で、「ベビースイミング」に期待するようになってきたのは当然の事でしょう。

 

では、「ベビースイミング」とはどういうものなのでしょう。一般的には生後6ヶ月から3歳程度の子供を対象にした水泳の事です。しかし、「スイミング」という言葉が、乳幼児からはじめるスポーツと言った印象をもたれているのも事実です。

 

しかし、「ベビースイミング」の歴史が長い米国などでは、体力向上や病気への抵抗力向上などの明らかな効果は認められないと言った報告もあります。では、実際に分かっている効用はといえば、単なる水遊び、親子のスキンシップ向上、親御さん同士の友達作りなどのようです。

 

このように、「ベビースイミング」に期待するものと実際に得られる効用には隔たりがあります。そのため、水泳による体力強化や水泳の得意な子供にする事を目的にするならば、もう少し子供が大きくなってからのほうが良いという意見も聞かれます。