ベビースイミングへの期待と現実その2

金沢スイミングクラブ

 

人間は水中では呼吸できないので、水中は危険な場所とも言えます。だから、子供が早い時期に水との接し方を身に着けるのは危険から身を守る意味で良い事です。

 

一方で、子供にとってはお風呂などはおもちゃで遊んだり出来る楽しい遊びの場でもあります。しかし、ここからいきなり「スイミングスクール」へと飛躍するのは無理がある話です。それだけの事ならば、家庭のお風呂や、夏ならば庭で水遊びをすれば十分なのです。兄弟、ご近所のお子さんやお母さん方と一緒に過ごす方ずっと有意義なのです。

 

しかし、最近は少子化の影響で兄弟も少なく、同じ年代の子供が近所にいるとは限りません。また、都会ではお隣同士の付き合いも希薄な上に、庭付きの家に住むことは経済的な理由などで難しいという一面もあります。

 

ところが、スイミングスクールは都会は勿論、地方においても沢山見かけるようになりました。特に20年ほど前からは、学校帰りの子供たちがこぞってスイミングスクールに通うようになってきました。そして、その当時は子供だった人々が、現在はお母さんやお父さんの世代になり、お子さんを早くからスイミングスクールに通わそうと考え始めたのだと思います。

 

自分たちの体験を通じて、子供の頃からスイミングスクールに行く事にはあまり抵抗が無いのです。ところが、実際は期待した効果が得られなかったり、子供が病気に感染したりと言ったマイナス面も出てきたのです。